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LAN?ネットワークとは?情報化を進めて
オフィス環境を快適にしましょう。

オフィスなどでパソコンを使っていると「LAN」や「ネットワーク」という言葉を聞いたことありませんか。
なんとなくはイメージできても、いざ説明するとなるとうまく表現できないものです。
情報化社会が進む現在、オフィス内でのLANやネットワークの活用場面が多くなってきています。
レイアウトの変更で、自分で設置し直す場面も出てくるかもしれません。上手に活用して、ビジネスをよりスムーズに、より便利に使いこなしていきましょう。
今回は「LAN」や「ネットワーク」とはどのようなもので、オフィスではどのように役立つのかをご紹介します。イメージを浮かべながらチェックしてみてください。

ネットワークのイメージ

ネットワーク、LAN、WANって何?

お互いに情報のやり取りのできる環境など、イメージは同じようでいても意味はそれぞれ違います。さっそくご紹介しましょう。

ネットワークって何?

ネットワークには「網」という意味があります。パソコンを起点としてグループ化(接続)されているプリンターや自社サーバーなどをネットワークと言います。例えば、パソコンとプリンターなど、接続機器間を1つのグループ(ネットワーク)として構成されています。パソコンの書類や写真などがプリンターから出力されるのは、ネットワークが活用されているためです。

LANって何?

LAN(Local Area Network)とは、室内や建物内などの限定された範囲でのネットワークを意味しています。家庭やオフィスなど同じ空間・組織内のネットワークをLANと言います。
LANにはLANケーブルを使用した「有線」のものから、無線LAN機器(電波)を使用した「無線」のものまであります。一般的に、通信環境の「速さ」と「安定性」から有線がオススメされます。無線はより狭い範囲で使用されますが、ケーブルが見えないためオフィスの見た目や足を引っ掛けるなど思わぬトラブルを避けることができます。

LANとWANの違いとは

LANとは

LAN(Local Area Network)とは、先ほどの説明にあるように室内や建物内など限られた範囲内でのネットワークを意味しています。

WANとは

WAN(Wide Area Network)とは、広範囲のネットワークのことです。遠く離れた地点を繋ぐネットワークになります。LAN同士を繋いで、LANよりもさらに広範囲のネットワークを形成したものを指します。

WANはインターネットではない

WANはインターネットと思われがちですが、それは誤解です。インターネットはオープンネットワーク(世界中のコンピュータなどの情報機器を接続するネットワーク)である一方、WANはLANと同じようにプライベートネットワークになります。つまり、特定の人しかアクセスできないものです。外部からのアクセスの心配がなく、セキュリティの高いネットワーク空間といえます。

LANの種類について

LANには有線と無線があります。それぞれの特徴をいかして、上手に活用しましょう。設置場所や用途別の選び方や種類のイメージの参考にしてください。

有線LANの種類や選び方について

有線LANとは、ケーブルを使ったネットワークのことです。有線なので、繋いだ機器同士で通信が行われるためセキュリティが高く、繋がっている機器同士もわかりやすいことが特徴です。有線ケーブルについては後述します。

LANケーブルとは

有線でインターネットに接続する際に必要なケーブルのことです。
有線LAN接続は無線LAN接続に比べて安定性に優れ、複雑な設定が不要な点がメリットです。現在は無線LANでのインターネット接続が主流となっており、通信も高速化していますが、ルーターとパソコン・プリンターなどの間に、コンクリート壁のような障壁がある場合は、有線LANの方が安定して使用することができます。安定した接続が求められるオンライン会議・オンライン授業や、大量のデータ通信を行うオンラインゲーム・動画視聴などにはLANケーブルを使用した接続がおすすめです。

LANケーブルには規格「カテゴリ(CAT)」があります

LANケーブルには規格が存在します。通信速度・周波数などの違いにより「カテゴリ」に分類されていて、数字が大きくなればなるほど通信速度が速く、伝送帯域が広くなります。
カテゴリ5
(CAT5)
カテゴリ5e
(CAT5e)
カテゴリ6
(CAT6)
カテゴリ6A
(CAT6A)
カテゴリ7
(CAT7)
カテゴリ7A
(CAT7A)
カテゴリ8
(CAT8)
通信速度 100Mbps 1Gbps 1Gbps 10Gbps 10Gbps 10Gbps 40Gbps
伝送帯域 100MHz 100MHz 250MHz 500MHz 600MHz 1,000MHz 2,000MHz
速さ LANケーブルカテゴリ(CTG)ごとの速さ
特徴 最低限のネット接続で十分な方 日常使いをしたい方 ネットを快適に利用したい方 動画を頻繁に見る方 オンラインゲームやテレワークなどの安定した通信として利用する方 高速で安定したネットワークが必要な方
(業務用など)

LANコネクタとは

コンピュータや通信機器のケース側面や背面、あるいは拡張カードなどにはLANケーブルの差込口があります。これをLANポートと言います。これに接続するものがLANコネクタで、LANケーブルの先端についた端子のことです。
LANケーブルを延長するための中継アダプターや、モジュラージャック、コネクタカバーなども「LANコネクタ」に入ります。

LANケーブルの形状・特長をチェックしましょう

LANケーブルと言っても使う場面・用途によって、様々な種類があります。カーペットの下に配線しやすいフラットタイプや、扱いやすい極細タイプなどです。使う場所や目的に合わせたLANケーブルを選びましょう。
フラットタイプ

LANケーブルフラットタイプのイメージ
厚さは1mmほどの平たいLANケーブル
カーペットや絨毯の下などに隠して配線したい場合や隙間の配線におすすめです。

スタンダードタイプ

LANケーブルスタンダードタイプのイメージ
丸型の標準的なLANケーブル。
ケーブルが曲がりにくいため、長距離の配線向きです。ノイズの影響を受けづらく、安定した通信ができます。初めてのLANケーブルの購入におすすめです。

極細タイプ

LANケーブル極細タイプのイメージ
スタンダードタイプよりも細い丸型のケーブル。
柔らかいため、曲げたい場合や狭い場所での配線におすすめです。軽くて持ち運びもしやすいです。

STP LANケーブル

ネットワークが混線している環境にオススメです。
(※写真かイラストを入れる)
内部にシールド加工を施したノイズに強いLANケーブル。

金属製外皮LANケーブル

LANケーブル金属製外皮タイプのイメージ
耐久性に優れた防鼠LANケーブル。
人が足で踏んだり、椅子のキャスターによる負荷から断線を防止します。ねずみやペットがケーブルを噛婿とも防止できるので飲食店や工場、倉庫や家庭など、様々な場所で使えます。

PoE対応LANケーブル

給電機能がついているので、電源ケーブルを用意する必要がなく省スペース配線が可能です。
(※写真かイラストを入れる)
LANケーブル1本でネットワーク機器への電力供給と通信が可能。

クロスLANケーブル

ルーターを使わないで、パソコン同士で直接データをやり取りする場合に使います。
(※写真かイラストを入れる)
パソコン同士の接続に便利な、8本の導線がクロス配線されているLANケーブル。

巻き取りLANケーブル

巻きとれるタイプのLANケーブルです。バッグに入れて簡単に持ち運べます。会議などで使える30mのロングタイプもあります。
(※写真かイラストを入れる)
持ち運びに便利な、巻き取り式のLANケーブル。

抗菌LANケーブル

細菌の増殖を抑制できます。医療施設や介護施設などへの導入におすすめです。
LANケーブル抗菌タイプのイメージ
抗菌タイプのLANケーブル。

LANケーブルの長さをチェック

実は、使用する部屋の広さや接続する機器の場所によっても適したケーブルの長さは異なります。長すぎるとノイズで通信速度が落ちたり、余剰のケーブルが散らかってしまいます。ケーブルの長さについても使用場所・用途に合わせたものを選びましょう。
~0.5m:モデムとルーターを接続するケース

設置に距離のいらないモデムとルーター・NASなどのハードディスクを接続する場合は、0.5mくらいの短いケーブルが良いでしょう。必要な長さにするだけで、すっきり接続できます。
(※写真かイラストを入れる)

1~2m:パソコンとモデムを直接接続するケース

パソコンとモデムをLANケーブルで接続する場合は、パソコンを置いているデスクとの距離に合わせてください。一般的に1〜2mほどの長さが良いでしょう。
(※写真かイラストを入れる)

~10m:室内で配線する場合

イラストを参照して長さを調整してみてください。
(※写真かイラストを入れる)

・~10m:室内で配線する場合
イラストを参照して長さを調整してみてください。(※イラスト作り直す)

(イラストいれますー)

LANケーブルのコネクタをチェックしましょう

LANケーブルの両端にある、機器に接続する部分を「コネクタ」と呼びます。挿し込む部分のツメが折れにくいように加工されているものや、左右のコネクタに干渉しないようにコンパクトに作られているコネクタなどがあります。
ツメ折れ防止カバー付きコネクタ

コネクタ部のツメが折れることを防ぎ安心して使用できます。
(※写真かイラストを入れる)

スリムコネクタ

隣接するLANポート(LANケーブルの差込口)のコネクタ同士が干渉しないため、接触不良を防止します。持ちやすくケーブルの抜き差しもスムーズです。
(※写真かイラストを入れる)

無線LANの主な特徴

有線LANはケーブルが必要なのに対し、無線LANは、電波で接続したネットワークのことをいいます。電波を使ってパソコンと無線LANルーターを接続することでインターネットに繋ぐことができます。
※ここでは、わかりやすく説明するために、無線LANはWi-Fi のことということがありますが、厳密には、インターネット接続するにはプロバイダーや回線業者との契約が必要です。正確にはWi-Fiは、あくまで無線LANの規格の1つです。過去にメーカー間での無線LANの相互接続が保証されていない時代の中、相互接続が可能な規格として生まれたモデルがWi-Fiです。

無線LAN(Wi-Fi)

無線LAN(Wi-Fi)は配線がいらないため、 電波が届く範囲なら建物のどこでもインターネットができるようになります。
(図が入ります)
無線LAN(Wi-Fi)を導入することで、レイアウトを気にすることなくデスクトップパソコンやテレビなどの大型固定機器を配置できます。LANケーブルが届く範囲という制限から解放され家じゅうどこでも高速なインターネットを楽しむことができます。ノートパソコンやスマートフォン、タブレットなどのモバイル機器も便利に使えます。
またスマートフォンやタブレットといった回線契約を伴う機器を無線LAN(Wi-Fi)と接続することで、契約している回線のパケット通信をせずにインターネット接続することができるため、パケット容量の節約にもつながります。さらにインターネット閲覧だけでなく、通信(メール送受信、アプリケーションのダウンロード、通信機能付きゲーム)、動画再生、ストリーミング音楽サイトでの視聴といった、様々なインターネットを経由したサービスも無線LAN(Wi-Fi)で高速かつ快適に楽しむことができます。

無線LAN(Wi-Fi)の最大のメリットはバリアフリー

無線LAN(Wi-Fi)は、配線が必要ないことがメリットです。部屋の中に長いケーブルをはわせる有線LANとの最大の差になります。さらに、スマートフォンやタブレットも、無線LAN(Wi-Fi)に対応しています。ネットサーフィンをしたり動画を見たりするなど、大きなデータ容量のダウンロードをするには、高速な無線LAN(Wi-Fi)環境は必須といえます。ただ、コンクリートや鉄の壁は電波が届きにくいなどのデメリットもありますが、オフィスじゅうのパソコンや対応機器が配線しないでインターネットにつながるのは大きなメリットがあります。

無線LAN(Wi-Fi)のいろいろな規格

無線LAN(Wi-Fi)には、転送スピードの違ういくつかの規格があります。これは周波数の帯域や特長の違いによりますが、それぞれの規格の特長を知ることで、ご利用の環境で無線LAN(Wi-Fi)をより快適に使うことができます。

LANを理解したら活用しましょう

では、実際にLANでできることをご紹介しましょう。ネットワークの中に「LAN」が含まれるとのことでした。今後、オフィスの開設や増設・配置換えなどを検討中の方は要チェック!です。

ネット環境に接続する

LANがあるとネット環境へ接続が可能です。オフィス内のパソコンをLANケーブルや無線LAN機器に繋ぐことでネット環境に接続できます。正確に言うとLANをブロードバンドルーター(高速かつ大容量のインターネット通信)につなぎネット環境に接続されます。「LAN=インターネット」というイメージが強く残るのはこのためです。
なぜLANが大事なのかというと、1番のメリットは複数の接続機器をネット環境に同時に接続できるためです。オフィスにLANという1つのネットワークを集めることで、社員と同じかそれ以上の台数のパソコンがスムーズにネット環境を使えるようになります。

プリンターへ出力が可能

身近なLANとしてはプリンターへの出力があります。これを読んでいる方の中には、現在パソコンとプリンターを直接接続している方もいらっしゃるかもしれません。実は、LANで1つのネットワークを構成すると、パソコンとプリンターが直接繋がっていなくとも使うことができます。
例えば、パソコンAとプリンターが、パソコンAとパソコンBがネットワークで繋がっているとします。この時、パソコンBからプリンターまでパソコンAを経由して出力できるのです。最近ではプリンターをネット環境に接続しての出力もできます。(これの図を入れる)

ファイルの共有がラク

LANではパソコン間の情報に対してファイルの共有もできます。USBやSDカードに記録して手渡すよりも、部署ごとやプロジェクトごとにファイルを管理し、ネットワーク上で共有すれば情報交換や作業効率も上がります。
例えば、パソコンAとパソコンBがネットワークで繋がっているとします。この時、パソコンBに記録されている情報(文章・画像・動画など)をパソコンAから扱えるのです。
(これの図を入れる)

LAN工事はプロへ依頼するのが効率的

LANを使用しネットワークを構成することで、オフィス内がより便利になることがわかりました。最後にLAN工事についてご紹介します。プロに依頼したときのLAN工事にかかる費用相場も参考にしてください。

ネットワークの構築は自分でできる!

自宅のパソコンをネット環境やプリンターに接続したことのある方は多いのではないでしょうか。LANケーブルや無線LAN機器などを使用し、パソコンやプリンターなどを自分でLAN工事することは可能です。知識さえあれば、個人事務所や小規模オフィスのようにパソコン数台にプリンター1台程度の接続もできます。

LAN工事はプロへ依頼がおすすめ

知識があればできるLAN工事でも、オフィスのLAN工事はプロの施工会社へ依頼することをおすすめします。理由としては主に3つ挙げられます。
1)LANケーブルの接続ミスの防止
2)オフィス内のレイアウトが崩れの防止
3)ファイル共有のように専門知識の必要な作業もある
正直な知識があれば、パソコン1〜2台であれば皆さんでも十分に対応可能です。ただ、オフィス規模の大きなネットワークともなれば、LANケーブルの接続だけでも複雑な作業になってきます。接続ミスでネットワークが機能しないなんてことにならないようにしたいところです。
また、有線LANケーブルを床や壁などに手あたり任せに配置すると、オフィスの見栄えや使い勝手が悪くなります。知らずにLANケーブルに躓き断線、ネットワーク全体に不具合が発生してしまうこともあるかもしれません。オフィスのLAN工事はプロの施工会社に依頼するのが賢明です。

また、スタッフの大幅な増員や配線の規模が大きくなる場合、併せてコンセントの増設が必要になることもあるかもしれません。その際は、LAN工事を始め電気設備工事や内装など建物の設備全体においての工事を専門にサービス展開している会社もあるので、ご検討ください。

LAN工事にかかる費用相場

LAN工事をプロの工事会社に依頼する場合、気になるのがLAN工事の費用ではないでしょうか。オフィス内にネットワークが必要だとしても、気になりますよね。LAN工事にかかる費用相場は80,000円〜100,000円です。
上記の費用相場には、派遣費やLAN配線費、ルーター設置費やHUB設置費などが含まれています。オフィスの規模や接続機器(パソコンやプリンターなど)の数などによっても変動します。まずは見積もりを取ってみましょう。

まとめ

情報化社会に欠かせないLANやネットワークについてお話してきました。意味の範囲は違うものの、パソコンを起点にネット回線やプリンターなどを1つのグループとして構成したものをLANとイメージしてください。

LANを使用することでネット環境への接続・プリンターへの出力・ファイルの共有など、オフィス内をより便利にすることができます。皆さんの中にもオフィスの開設や増設、移転などに伴ってLAN工事を前向きに検討している方も多いのでは?

LANは小規模であれば自分で工事が可能です。しかし、オフィス規模の場合は、様々な不具合発生防止のため、プロの施工会社に依頼することをおすすめします。であれば、電気設備はじめ通信ネットワークも取り扱っているトータルソリューションにご相談ください。蓄積してきた知識・経験をもとに、皆さんに最適なプランを提案します。

内部リンクの追加:https://www.total-solution.co.jp/facility-maintenance#network

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